花の文化園へ行くときに通る道に沿ってつけてある溝、町井橋のところにあるポンプ場。今まで単なる溝くらいに思っていました。またこんなところにポンプ場があるなぁ程度に思って見ていました。「井路」を見て、また説明を聞いて これを向井溝と言うのだということ、ポンプ場は井溝のあげ口だということを知りました。
図で赤いラインが向井溝です。紫のラインは丹保井路です。緑のラインは中溝水路です。
この図のPのところがあげ口です。石川に放流しているのは栄町公園のところです。ちなみに図に西代今池とありますが、この池も埋め立てられて今池広場(仮称)になりました。3月24日に埋め立ての完成式典がありました。
向井溝と丹保井路と中溝水路が交わっているところです。向井溝は左から右に流れます。向こうの方から下ってきているのは丹保井路です。堰がありますが丹保井路の下流への水を制御するためのものです。中溝水路はどこにあるのかわかりません。図を見るとここで向井溝に合流しているはずです。
道の下を覗いたり道にはめ込んだグレーチングの間からのぞいたりして中溝水路を探しました。グレーチングの間からみていると配管が一本向井溝に突き出ていました。これが中溝水路の配管なのでしょうか。
向井溝の上流の方へ歩いて行きます。水路には水がありません。
すこし行くと水が溜まっているところがありました。草も生えてきています。
もうすぐあげ口のポンプ場のところです。この辺りから道路が下って行きます。水路は逆に少し上がっていくはずです。右側の配管から水が落ちてきています。
写真の右側の坂を上ると民家に入りますが、坂の途中を水路が潜っています。写真の左側に石川を渡る橋、町井橋があります。ポンプは橋の向こう側にあります。
町井橋の向こうにポンプ場があります。配管が川を渡って来ています。
ポンプ室です。向井溝水路組合 町井橋ポンプ場と書いてあります。
配管は川を渡ってきて道の下を潜っているようです。どこから水路に入っているのでしょうか・・。
民家に入る坂を少し上がって、井溝の上流を見ます。水が溜まっています。この先は土砂で埋まったと「井路」に書いてあります。
下流を見ると下から配管が上がってきて水路に給水するようになっていました。あげ口が分かりましたので水路の下流を見に行きました。
向井溝と丹保井路と中溝水路が交わっているところから下流を見て歩きます。
水路は道路に沿ってます。水路に沿って道路を作ったのかもわかりません。
住宅の前はグレーチングで蓋がしてあります。この上は歩きやすいです。
コンクリートで蓋をしたところ。
三叉路を横断したところで住宅の庭に入っているようです。ここから先はどこを通っているのか分かりません。道路の下などに配管を通してあるようです。
この住宅街の中を通っているようにおもいます。
道路の突き当り、下を除くと配管が見えます。この下の右の方に栄町公園があります。そちらへ続いているはずです。
下から見るとこの配管です。ここで配管から水路に落としてまた配管につながっているようです。
分かりにくい写真ですが、栄町公園の石川沿いの柵の上から下を除いた写真です。配管から水が流れ出ています。向井溝はここまでです。
しかし、向井溝が住宅の庭に入っているところからここまでの水路は写真の説明のとおりで正しいのかどうか疑問です。住宅街の中には水路らしい溝が2本あります。また2011年5月1日に投稿した「あぶない階段 鉄塔階段」のところにはグレーチングで蓋をした水路があります。うえの配管の写真に写っている階段は「危ない階段」の一部です。この階段の上あたりには別の配管が合流しているところがあります。この向井溝の排水口からは水が出ていますが住宅の庭に入っているところまでは水が流れている様子はありません。西代今池は水がありません。どこからか水が流れ込んでいます。いろんな雨水を流す溝や水路がこの栄町の辺りで合流しているのではないでしょうか。
向井溝のあげ口から排水口までを辿りました。水路がどこを通っているのか分からないところがありました。昔は田んぼだったのが住宅ができて水路が地下に埋まってしまっています。普段、何気なく歩いている道の端にある水路、気に掛けておりませんでしたが昔からの水路でありその名前を知ったり、水路の配置図を見たりしていると興味がわいてきます。散歩をする時に水路を辿ったりするのもいいと思います。