歩こう 一歩づつ

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おへんろ日誌  四日目

お遍路日誌     第4日目     区切り打ち8回目
    平成24年5月14日(月)
  この日お参りしたお寺
    第79番札所 高照院       第80番札所 国分寺
    
 朝6時に起きた。天気情報では夕方から雨、今日の歩きの間は大丈夫のようだ。6時半から朝食のバイキング。7時過ぎにホテルを出て丸亀駅7時26分発の電車に乗った。次の駅宇田津で降りる。駅前通りは広くてきれいだ。花壇のつつじが満開。7時40分に昨日お参りした郷照寺の前を通り第79番札所 高照院へ向かう。
 信号待ちをしているとへんろ姿の女性が追い付いてきた。若い女性だ。女性が挨拶をして先に歩いて行く。彼女は足が速い。ときどき電柱を手で撫でるような仕草をしている。なにをしているのだろうと電柱を見ると遍路道を示す矢印のシールが貼ってある。
それは変わったデザインでハングル文字で書いてある。前回はこんな矢印のシールはなかった。
今回歩いていると所々に貼ってあった。どうも彼女がシールを貼って歩いているらしい。
 坂出の商店街に入って来た。天井からは派手なキラキラの吹き流し(?)がつるしてある。人通りは少ない。歩いていると後ろから「こんにちは。歩いているのですね。」と誰かが声を掛けてきた。自転車に乗って足で道路を蹴りながら進んでいる人。どこから来たのか。何年生まれかなどと聞いてくる。自分は71才だという。子年だというと、子年のひとはたくさんお金を貯め込んでいるという、わたしは子年のひとを尊敬しているなどと言った。
 ちょっとこれを見て欲しいと自転車の前かごに載せていたファイルを開いて一枚の紙を手渡した。それは昨夜コピーしたんです。今から市役所へ出しに行くのです。自分のことを書いてありますと言う。見るとB4の用紙一面に自分の経歴などゴタゴタと書いてある。何歳のときの私の顔と書いた顔写真もある。 
自分は坂出のアランドロンだとも書いてあった。内容の説明をしてから「それではお先に行きます。お気をつけて」と言って自転車を進めていく。すこし行くと「そうそうこれもあります」と言って自転車を止めて待っている。ファイルから別の紙を出して渡してくれる。内容の説明をする。
 「それでは・・」と自転車をこいで行ったかと思うとまた止まって別の紙をくれる・・・。3,4回そんなことをして、最後に「ここを曲がると市役所ですから、行きます」と左折して行った。
 これを市役所へ出して何をするのだろう・・・?
八十場の水の手前のJR予讃線の踏切で遮断機が下りていた。シールを貼っていた女性が立ち止まっている。追いついた。
 そこから少し歩きながら話をした。シールを貼っているのかと聞くと彼女が言った。私は日本人ではありませんソウルから来ました。友人の家を拠点にして四国を歩いています。今3回目(と言ったと思う)を歩いています。
このシールは2000枚作りました。韓国人も歩いたらいいと思っています。韓国の人にも分かるようにこのシールを貼っています。私は日本語がわかるので韓国の人を案内するつもりです。今日は友達の家に帰るので荷物は軽いです。いつもは野宿をしています。リュックは20キロあります。
そんな話だった。大阪の新今宮に知人がいて、四国のこの近くにも友達がいると言うような話だった。今日は四国の友達のところに帰る。明日からはまた野宿するのだろうか。
そんな話を聞いていると八十場の水の「ところてん屋」さんのところに来た。男性が店の前に座っている。彼女が知っている人らしい。彼女は声を掛けて男性の方に行った。ところてんを食べるらしい。先に行くことにする。
第79番札所 高照院には9時半過ぎに着いた。ここの納経所は場所が分かりにくい。納経所はこちらという案内板があるのだが、ここのはそれがどこにあるのか分からない。前回、納経所が何処かとうろうろしたので覚えている。
塀で囲われた庭のようなところに入ると、植木の間に案内板がある。どこかのおばあさんが二人で納経所はどこだろうねと言っている。あそこの塀のなかですよと教えると、そうですか私たちは行かないのでいいのです。タクシーの運転手さんがやってくれますからと言っている。タクシーで廻っている人達だった。79番札所を出たのは9時50分だった。
第80番札所 国分寺へ向かう。鴨川駅の1km程東までは綾川沿いの田舎道を歩く。そこから国道11号線を歩く。11時半ごろに国分寺に着いた。国分寺の大師堂は納経所の中にある。部屋の中なので、風でローソクが消えることがない。お線香の臭いもして気持ちがいい。
お参りをして小休止。今日は昼食を持ってきていない。遍路道沿いに適当なコンビニがなかった。国分寺の400mくらい手前にうどん屋さんがあった。そこへ行くことにした。「手打ちうどん山下」で釜揚げうどんの小を頼む。セルフサービスでカウンターへうどんを取りに行く。そのときにお金を払うようになっているようだ。ゆっくり食べる。
今夜の旅館「えびすや」は国分寺のすぐ横にある。13時半ごろに「えびすや」に着いた。二階の部屋、布団が敷いてある。おかみさんが明日も布団はそのままにしておいて欲しいと言っている。?。
しばらくしてまたおかみさんが来た。「湿布をされますか?」と聞いている。するかもわからないと答えると「どんな湿布ですか?」と聞く「湿布をして寝られると布団に臭いがしみ込んで困るのです」と言う。持っていた湿布を見せると臭いを嗅いでみて「これはあまり匂わないけどねぇ、やっぱりこれにしてください」と言って湿布を二枚くれた。今迄こんなことは聞いたことがない。
3時頃までに何人かのお遍路さんが来たようだった。4時ごろおかみさんがお風呂に入ってくださいと言っている「早く来た人から順番にどうぞ」と言っている。隣の部屋の人に言っているのだ。私より早い人がいたのか・・と思っていると、私の部屋に来て「お風呂にどうぞ」と言った。
二人で入れと言っている。「タオルはご自分のを持って行ってください」という。お風呂にタオルが無いらしい。部屋にも置いてない。なんとサービスの悪い旅館かと思った。
風呂に行く男性が脱衣している。先に浴室に入っていった。あとから入ろうとすると男性が出てきて「中では髯がそれないので此処で剃ります」と言って脱衣室の小さな洗面台で髭剃りをしようとしている。中の鏡が湯気で見えないのだ。頭も剃るという。
浴槽も小さい。二人が浸かると身体が当たるだろう。気持ちが悪い。それに熱い。驚くほど熱い。辛抱して浸かって直ぐに出ることにした。こんな風呂は入っていられない。
「どんどんうめて下さいよ」と男性が言っているが「もういいですよ」と上がることにした。ちょっと浸かっただけだが結構温もった。風呂に入った気分になる。
18時ごろから夕食、二人と3人に分けて料理が並んでいた。3人のところには女性一人と男性二人が座っていた。向い合せの二人の席に座る。あとから男性が私の前に座った。
男性はみんなビールを注文している。私は飲まない。
食べながら前の男性と話をする。新潟から来ている人だ。2年で一周しようと歩いているそうだ。ここまで来るのが大変なので、一度来るとかなりながい間歩くことにしているという。夜行列車が無くなったので夜行バスで来るそうだ。
ノートが廻ってくる。宿帳だ。今日の人は60才台の人と70才の人が一人いるようだ。私が最高齢者になる。
前の人はビールの二本目を注文した。おへんろの話では気が合う。歩きの価値は普段の生活では触れることができないことにいろいろと出会うところにある。ちょっとしたこと、なんでもないことにでも心を動かされる。
去年の5月に今治を歩いている時に出会ったおばさんの話をする。じっと海を見つめていたおばあさん、毎日そうしていると言っていた。幸せな人だと感じた。物だけでは幸せにはなれない。人の、物事のいい面を見ようとする心があれば幸せではないか。歩くことで、自分の意志で自分を極限の状態に追い込んでみるとその時ものを見る目が変わってくるのではないか。
それが歩き遍路の良いところかも分からない。そんな話もしていた。他の人はもう席を立っていた。食事が遅くなってしまった。食堂をでるとおかみさんが立っていた。
朝食は6時からですと言っている。私は早く出ることもないので、6時半ごろにしたいと言うと「それは困ります。おへんろさんですから6時でおねがいします。」と言っている。そうですかと二階へあがる。変な旅館だ。こんなことを言うへんろ宿はないだろう。
 荷物の整理をする。明日は雨が降るかも分からない。リュックの出しやすいところへ雨靴やカッパなどを入れておく。

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丸亀駅前の道路。きれいな道路だ。つつじも満開でした。

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郷照寺への曲がり角。昨日、参っているので、郷照寺に向かってお辞儀をして、直進しました。

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高照院への道です。電柱に矢印のシールが貼ってあります。

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坂出商店街。自転車にまたがっている人が自己紹介の資料を市役所へ持って行く人です。
別の資料を渡そうと私を待っています。


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予讃線の踏切。リュックを背負っているのが韓国の女性です。

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ところてん屋さんです。韓国の女性とどこかの男性。

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第79番札所 高照院の本堂です。

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大師堂です。ここはお参りする人が少なかったです。団体さんと一緒になりませんでした。

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第80番札所 国分寺への道です。

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鴨川駅前を通過します。

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綾川沿いの遍路道です。

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讃岐の山がきれいです。

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国分駅です。

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第80番札所 国分寺に着きました。

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国分寺の参道です。両側に石仏が並んでいます。

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キンピカの「願掛け金箔大師」です。

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本堂です。

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大師堂と納経所です。納経所の中に大師堂があります。

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旅館えびすやの部屋です。

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旅館えびすや 泊まる部屋は手前の木造の建物です。
by satoyoshiaki | 2012-05-25 10:34 | Comments(1)
Commented by cheap-loui at 2014-03-17 17:30 x
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